~20000字

芽生え

「うーん……ここは、こう? だから……えっと、こう? かな?」首を傾げながら、指で丁寧に文字の羅列を辿っていく。それに合わせてノートにペンを走らせると、見知ったようで何処となく違和感のある文章が出来上がった。「……あれー? やっぱり違うなぁ…

こんなことならますますもっと早くに伝えておけばよかった。

賢木先生お誕生日おめでとうございます2022!!!途中まではハッピーセンシティブじゃないのでサイトで公開、途中からはくるっぷにて公開になります!内容はこちら→こんなことならもっと早くに伝えておけばよかった。紫穂ちゃん生誕祭の続きです。

こんなことならもっと早くに伝えておけばよかった。

え?うちの職場で働きたい?うーん、環境も福利厚生もお給料も申し分ないんだけど、ちょっとストレス耐性がある人じゃないと向かないかな……あぁ、まぁね、こういう仕事だから、タフじゃないとやってけないのは当たり前なんだけど、そうじゃなくて……ちょっと、何て言うか、毎日特殊な訓練を受ける覚悟がある人じゃないと進められないっていうか。……そんなに働きたいの?じゃあ前以て知らせておく必要があるわね。覚悟して聞いてね?上長と新しい先生が、もうこれでもかってくらいもどかしい両片想いなのよ。二人とも本当にイイ先生なんだけどね?もうびっくりするくらいその部分だけポンコツっていうか。上長なんて若い頃めちゃくちゃ遊んでたらしいのよ?なのに本命の前では何もできなくなるっていうか、自分の感情を隠すのに必死で上司の顔を取っ払えないっていうか。しかもずっと好きな子だったって話らしくって、相手の先生が学生だった頃からずっと面倒みてたらしいのよ。もうそんだけずっと想ってるならとっとと告っちゃえよって毎日思うわけよ。相手の先生もどうやら昔から上司のこと気に掛けてたみたいで、なんでそんなに相思相愛なのに本音隠しちゃうわけ?!ってツッコミたくて仕方ないのよ。あ、そうそう。医者になるのを勧めたのも上長らしいし、上長を追いかけて医者を目指したらしいし。もうね、本当に毎日このもどかしいのさえなければ最高の職場だと思うんだけどな。いやいや、マジで勘弁してほしいわよ。え、そんなに?応援隊?そんなのないわよ。むしろ皆いつ二人がくっつくかで賭けて楽しんでるとこあるよ。

アナタとはじめる恋のAtoZ

本命童貞の賢木先生と恋愛初心者の紫穂ちゃんがなんやかんやあって恋仲になって徐々に仲を深めていくそんなお話です。今まで書いたお話の中で一番ラブコメしてる気がする。むしろギャグタッチが強い。けど最後は甘々だよ。最終的に成人指定になります。オンリーが終わったらちょっとお休みもらう予定なので、いつ本になるかはわからないけど頑張って本にしたいので応援よろしくお願いいたします!

パープルミント・シンドローム

色相環シンドロームはこのお話で完結となります。 二十歳の誕生日祝いにつつがなく初夜を迎えたあとのお話。所謂二回目話です。本番シーンはないので全年齢向けのはず。二万字を少し越えています。 今回は特に事件は起きませんが、強いて言うなら先生と紫穂ちゃんの間にひと悶着あります。