目は口ほどに物を言う - 3/3

「「あ」」

話題が引き寄せたのか、何故かばったり廊下で鉢合わせてしまった。
一瞬だけお互いの顔を見て、すぐにどちらともなく目を逸らす。
さっき友人たちに言われた内容がどうもお互いを気まずくさせる。
顔を合わせれば軽口の応酬なんて当たり前のいつものことだったはずなのに、どうして。
どうしても、相手の目を見ることも、自分の目を見せることも、できない。

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