目は口ほどに物を言う - 1/3

もう素直に認めちゃえばいいのに、と薫ちゃんは言う。
隠してるつもりでももう無駄やで、と葵ちゃんは言う。
私が、誰の事をどんなふうに見ているかなんて誰かに教えてもらわなくても自分たちはよくわかっている、と二人は私に言う。
素直に認めるわけにはいかなくて、何のことかしら、なんて適当に誤魔化して。
そこまで自分がわかりやすいタイプだなんて思いもしなかった。

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