目は口ほどに物を言う - 2/3

お前いつまでそのままでいるつもりなんだ、と皆本は言った。
何の話だ、と誤魔化そうとして、眉を寄せる皆本に、それが失敗してしまったことを理解する。
目が、違うんだよ、と自分の目を指差しながら難しい顔をしている皆本の指摘にグッと言葉を詰まらせて、うぅ、と小さく唸るしかなかった。
自分がそんなにわかりやすいタイプだと思ってなかったから、どうしたものかと思わず目元を覆った。

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