診断メーカー短いの - 4/4

チルドレンたちを寝かしつけて、皆本と二人、缶ビール片手にベランダへ。今日も俺たちしゃかりき働いた。二人っきりの時間を楽しんでも許されるだろ？カコン、と乾杯してビールを飲む。適度に疲労した身体に、ビールが染みていく。今日起きたひやひやしたこととか、何とか切り抜けられて良かったなとか、二人で話しつつ、ビールを傾けていく。こうして二人の時間を楽しめるのも、いつまでなんだろうな。

ふと気が付くと、皆本はちょっとばかしウトウトと眠たそうで。それもそうか。通常業務に加えて、お転婆なお姫様のお守り３人分も任されてるんだ。疲れないわけがない。お疲れの皆本くんにちょっとでも癒しをあげたくて、背中をポンポンと叩いてから頬に顔を近付ける。あの子達がいるのに、と難色を見せた皆本に、お月様しか見てないよ、と笑いかけたら。それならこっちにしてくれよ、と頭を手で固定されて唇に口付けられた。

そういうの、ホント反則。