診断メーカー短いの - 2/4

君がくれるアイラブユー
「賢木、これ。」

皆本が掌に乗せて見せてきたのはペンダントトップ。

「調子悪いって言ってただろ。新しいの調整してみたから試してくれ」

そう言って皆本は俺の手を掴んで掌にそれを掴ませる。

「リミッターなのか?これが?」
「そう見えないように作ってみたんだ。」

君はファッションに気を遣うタイプだろ?と皆本が笑った。一見それとはわからないアクセサリー型のリミッターは、確かに目立たなくて有り難い。
でも俺はそんなことよりも。

「ありがとな!皆本!愛してるよ!」
「なっ!大袈裟だよ、賢木…」

俺を想って作ってくれたってことが大事なんだ。
またひとつ、俺の宝物が増えた。

0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください