君がくれるアイラブユー
「賢木、これ。」
皆本が掌に乗せて見せてきたのはペンダントトップ。
「調子悪いって言ってただろ。新しいの調整してみたから試してくれ」
そう言って皆本は俺の手を掴んで掌にそれを掴ませる。
「リミッターなのか?これが?」
「そう見えないように作ってみたんだ。」
君はファッションに気を遣うタイプだろ?と皆本が笑った。一見それとはわからないアクセサリー型のリミッターは、確かに目立たなくて有り難い。
でも俺はそんなことよりも。
「ありがとな!皆本!愛してるよ!」
「なっ!大袈裟だよ、賢木…」
俺を想って作ってくれたってことが大事なんだ。
またひとつ、俺の宝物が増えた。
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